【宿泊レポ:界 遠州】星野リゾートで”お茶づくし”の一人旅|穴場の癒し宿

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一人旅で絶対にリピートしたい!静岡・浜松の美しい景色に癒されながら、心地よいひとときを過ごせる【界 遠州】に宿泊してきました(▶公式サイトはこちら)。星野リゾートの中でも穴場的な存在で、私が本気でおすすめする一人旅スポットです。

実際に一人で星野リゾートに10施設以上宿泊した体験をもとに作成した【一人旅におすすめベスト3】記事でも、〈界 遠州〉を堂々の第1位に選びました!(▶詳しくはこちら)

これまで何度も一人旅をしてきましたが、やはり周りの目が気になることも。でも、星野リゾート、特に「界」や「OMO」では一人旅を楽しむ方が多く、ひとりで過ごす時間を楽しんでいる人々と自然に同じ空間を共有できます。それが何とも心強く感じる瞬間です。そして、界 遠州の穏やかな浜名湖を眺めながら、落ち着いた雰囲気の中で終始リラックスした時間を過ごすことができました。


界 遠州は、実はあまり注目されていない印象もありますが、だからこそ静かに過ごせる“隠れ名宿”。その魅力を、体験レポートでたっぷりご紹介します♪

📌 【保存版】星野リゾート一人旅|おすすめ施設を一挙紹介

1. アクセス|界 遠州までのアクセス

🚌 電車とバスで行く場合

JR浜松駅北口 バスターミナル1番乗り場から「舘山寺温泉」行きの遠州鉄道バスに乗車。
浜名湖ベイストリートで下車し、徒歩約1分程で到着します。

✅️ 浜松駅から浜名湖ベイストリートまでは、所要時間約45分・運賃660円です。
✅ 路線バスは1時間に2本程度と本数が少ないため、事前に時刻を確認しておくのがおすすめです。
バスターミナルはやや複雑なので、時間に余裕を持って移動すると安心です。

🚗 車で行く場合

東名高速道路の「舘山寺スマートIC」から約15分。または「浜松西IC」から約20分。

✅️ 周辺の道は比較的わかりやすいため、普段運転していない私でもスムーズに行けました。レンタカーを利用するのも全く問題ありません◎


最初はバスで行くつもりでしたが、浜松に住んでいた知人から「バス、全然本数ないから絶対に車がおすすめ!」とアドバイスをもらい、浜松駅でレンタカーを借りて、界 遠州へ向かいました。

バスでのんびり向かうのも旅っぽくて良いですが、スムーズに移動したいならレンタカーが断然おすすめです!レンタカーを借りたおかげで、気になっていた絶品スイーツ店にも立ち寄ることができました♪

ちなみに、チェックイン前には浜松名物グルメも満喫してきました♪その感動グルメについては、後半の「7.周辺グルメ&スイーツ」でご紹介しています。▶浜松の絶品グルメへジャンプ

大満足のランチ&スイーツを堪能したあとは、いよいよ今回のメイン「界 遠州」へチェックインです。

2. お部屋|界 遠州らしさが詰まった癒しのレイクビュー

界 遠州のお部屋は、なんといってもレイクビュー
障子越しに広がる浜名湖を眺めているだけで、時間がゆっくり流れていく感じがしました。

お部屋のあちこちには、浜松の伝統織物「遠州綿紬(えんしゅうめんつむぎ)」が使われていて、どこか懐かしくてほっとする雰囲気。色合いも優しくて、心までふんわり包まれるような空間でした。


そして現在は、茶処カウンターとリビングスペースを備えたお部屋へとリニューアルされており、より一層ゆったりと過ごせる空間になっています。選び抜かれた茶葉と急須、そしてお茶請けのペアリングが用意されていて、滞在中いつでも自分好みのお茶時間を楽しめるのも魅力です。

リニューアル後のお部屋の様子はこちら

出典:界 遠州 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaienshu/)
出典:界 遠州 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaienshu/)

お部屋でゆったりくつろいだあとは、界 遠州自慢の温泉で心と体を癒します

3. 温泉|お茶の香りに包まれる癒し体験

舘山寺(かんざんじ)温泉は、全国でも塩分濃度が高いとされる塩化物強塩温泉。界 遠州では、そんなお湯を内風呂1つ露天風呂2つで楽しむことができます。

内風呂

出典:界 遠州 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaienshu/)

露天風呂

出典:界 遠州 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaienshu/)
出典:界 遠州 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaienshu/)

熟練の職人が仕上げた大きな桶型のヒバ風呂が特徴。湯面には地元・静岡の茶葉を詰めた籠が浮かび、お茶の香りがふわっと広がる、なんとも贅沢な癒し空間です。


界 遠州の露天風呂、ヒバの桶風呂がとにかくお気に入り。お茶の香りに包まれて、景色も最高で、つい気分が上がってしまい…
お風呂を出るとき、あまりに扉が透明すぎて存在に気づかず、裸で扉に突撃してしまいました。

「ゴンッ!」と浴室内に響きわたった音に、近くにいた親子から吹き出して笑われる始末…(恥)。
でも、それだけ清掃が徹底されているということ!星野リゾート、さすがです…!

サチコ
サチコ

皆さんもお気をつけください(笑)

湯上がり処

出典:界 遠州 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaienshu/)

入浴後は、開放感のある庭園でほっとひと休み。私が訪れたときも、湯上がりに紙コップでドリンクをいただけるサービスがあり、ほっと心がゆるむ時間でした。

現在はリニューアルされ、お茶の種類が増え、まるでワインのように注ぐスタイルも楽しめるそうです。より一層、お茶文化を感じられる空間に進化しています。


さらに驚いたのが、なんと界 遠州の館内には「本物の茶畑」があること!
宿の中に足を踏み入れて、まず目に飛び込んでくるのが小さな茶畑。これがあるだけで「お茶の宿に来たんだな…」という実感が湧いて、自然と気持ちがほぐれました。

実際にここで育てられた茶葉を使ったプログラムもあり、施設全体で“静岡のお茶文化”を大切にしているのが伝わってきます。そんな静岡ならではのお茶文化は、温泉だけでなく“体験”でも楽しめるんです。

4. ご当地楽|静岡のお茶文化を五感で楽しむ体験

「ご当地楽」とは、界ブランドが各施設ごとに用意している、地域ならではの文化や魅力を体験できる特別なおもてなしです。
(📌 他の施設のご当地楽についてはこちらの記事内でまとめています)

界 遠州では、静岡ならではのお茶文化を、飲むだけでなく“体験する”ことができます

実は学生時代、茶道部に所属していたのですが、知らないことだらけでびっくりしました!
恥ずかしかったけれど、それも含めて楽しい思い出になりました。

体験中は、館内の茶畑越しに広がる浜名湖を眺めながら、静岡茶の奥深さをゆったりと学ぶことができました。


季節限定の「お茶体験」が充実!

公式サイトによると、「ご当地楽」の内容は季節ごとに変わる特別な体験もあります。
📌 界 遠州公式サイト「ご当地楽詳細」はこちら

季節 期間 体験内容
2月1日~5月14日 香り豊かなお茶3種を飲み比べる「美茶楽のおもてなし」
初夏 5月15日~6月30日 新茶の味わいを比べる「利き新茶体験」
7月1日~9月30日 天竜茶や水出し玄米茶など、涼を感じるお茶の飲み比べ
10月1日~11月30日 熟成された本山茶など、秋の深みを楽しむ
12月1日~1月31日 「静岡巡礼 利き茶体験」ではパワースポットにちなんだお茶も登場

どの季節に訪れても違った楽しみ方ができるのが、界 遠州の魅力です。


夜のひとときに「おちゃけ」(お茶カクテル)の振る舞いも

さらに嬉しいのが、毎晩提供される「おちゃけ」。これは、お茶とお酒を組み合わせた“お茶カクテル”のような特別ドリンクです。

例えば、新茶×ジン、熟成茶×米焼酎など、静岡らしい素材の組み合わせで、旅の夜にほんのり酔える最高のお楽しみ♪

サチコ
サチコ

「おちゃけ」なんと無料で楽しめるんですよ!


手業のひととき|茶摘み&製茶体験(期間限定)

もし訪れるタイミングが合えば、実際に茶畑で新茶を摘んで製茶まで体験できる「手業のひととき」もチェックしてみてください。
自分の手で摘んだお茶をその場で味わえるのは、なかなかできない貴重な体験ですよ!


お茶文化を五感で満喫したあとは、いよいよお待ちかねの夕食タイムです。

5. お食事|夕食:一人でも贅沢に味わえる、静岡の“ごほうびディナー”

夕食は半個室スタイル。周囲を気にせず、自分のペースでゆったりと食事を楽しめました。界ブランドは、一人旅に配慮された設計が多いのも特徴のひとつです。

先付け:鰻とアボカドの山葵和え

鰻もアボカドも山葵も大好きな私にとって、名前を聞いた瞬間からテンションが上がった一品。コクのあるアボカドにふっくら鰻、そこにツンと爽やかな山葵のアクセントが効いていて……もう最高…!

地酒もついつい進んでしまう、一口目から気分が上がる“理想の先付け”でした。

宝楽盛り(ほうらくもり)

「宝楽盛り」とは、八寸、お造り、酢の物などを盛り合わせた料理で、見た目も華やかで、季節の食材を味わえるのが特徴です。

出典:界 遠州 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaienshu/)

宝楽盛りの写真は、公式サイトの画像を使用させていただきました。というのも…実際の一人前は、少しシンプルに見えてしまうかもしれません💦

界シリーズの“宝楽盛りあるある”なのですが、界 遠州の宝楽盛りは一人前だと特に映えにくいかも
でも!この盛り台、まるで本当に木が生えているような演出で、思わず「すごっ!」と声が出るほどのインパクト。せっかくなので、私が撮ったリアルな一人前バージョンの写真がこちらです(笑)

料理区分 内容
八寸 常節の旨煮、穴子の八幡巻き、海老の白和え、子持ち昆布の土佐揚げ、
零余子かまぼこ、旬野菜のお浸し、サーモン柑香漬け、織部金団
お造り お造り取り合わせ
酢の物 土佐和え 旬の恵

土鍋ご飯│鰤の幽庵焼き

界シリーズ名物の「土鍋ご飯」。実は、施設ごとに土鍋のデザインが違っていて、それを比べるのも私の密かな楽しみのひとつです。

界 遠州の土鍋は、深めのフォルムでぽってりとした形がなんとも可愛らしい…今回のご飯は、ふっくら焼かれた鰤の幽庵焼きに、鮮やかな卵そぼろが彩りを添える華やかな一杯でした。

もちろん今回も、お部屋で食べる夜食用に包んでいただきました。お部屋で夜の浜名湖を眺めながら、お気に入りのお茶と一緒にゆっくりと味わう贅沢時間です♪

翌朝も、界 遠州ならではの心くすぐる朝ごはんが待っていました!

6. お食事|朝食:朝から感動。木箱の中に詰まった静岡の朝

「界 遠州」と書かれた木箱がとにかく可愛すぎる…!しかもこの木箱、なんと底にお茶っ葉が敷かれているんです。こんな細やかな演出を目にしただけで、朝から「はぁ…もう帰りたくない……」という気持ちになります。

浅利とあおさの浜名湖汁は、やさしい出汁が体にじんわり染みわたる味わいで、朝からしっかり“ご当地”を感じられる、とっておきの朝ごはんでした。


チェックアウト後も、界 遠州の楽しみはまだまだ続きます!実際に訪れて感動した浜松グルメ&スイーツを、次のセクションでたっぷり紹介します♪

7. 周辺グルメ&スイーツ|「さわやか」と「アボンドンス」でご褒美時間

「げんこつハンバーグの炭火焼きレストランさわやか」でランチ

界 遠州へ向かう前に、ずっと気になっていた静岡名物「さわやか」へ!
浜松駅から宿までの道中に4店舗ほどあるので、旅のスケジュールに合わせて立ち寄りやすいのも嬉しいポイントです。
私は10時に浜松駅に到着したので、駅チカの「浜松遠鉄店」へ直行。整理券を取って、約1時間後に入店できました。

名物の「げんこつハンバーグ」は、中のレア感とジューシーさ、オニオンソースのさっぱり感が絶妙で、感動レベルの美味しさ!「明日も絶対来よう」と、ひと口食べた瞬間に即決し、翌日も再訪しました(笑)

✅️ 中はかなりレアなので、気になる方は注文時に伝えれば、しっかり焼いてもらえます。
✅️ 牛肉100%&殺菌処理済みなので、安心して楽しめます◎
さわやか公式サイト(整理券・メニュー)はこちら

「パティスリーアボンドンス」お部屋スイーツに最高の一品!

車で移動できることになったので、以前から気になっていた「パティスリーアボンドンス」へ立ち寄ってみました。界 遠州でお部屋時間をさらに贅沢に楽しむなら、スイーツの買い出しも大事な楽しみのひとつです♪

スイーツにはかなりうるさい私ですが…ここのケーキ、感動レベルで美味しかったです!
ケーキはどれも小ぶりで上品なサイズ感。写真の「シュプレーム」は、最高級バニラを贅沢に使った1番人気のケーキ。バニラビーンズの香りがふわっと広がり、甘さ控えめのクリームがたっぷり。気づいたらぺろりと完食していました。

あまりに美味しくて、なんとアボンドンスも帰りに再訪してしまいました(笑)

サチコ
サチコ

浜松グルメに、まさかここまで心動かされるとは…感動の連続です。

グルメだけではなく、界 遠州周辺には絶対行きたいスポットもあります♪

8. 界 遠州の周辺観光|今回は行けなかったけど…次こそ行きたい名所特集!

界 遠州の周辺には、魅力的な観光スポットがたくさんあります!
📌 界 遠州周辺の見どころ(公式サイト)はこちら

とはいえ…今回はどうしても再訪したかった“さわやか”と“アボンドンス”を優先したので、結局、周辺観光はできませんでした。

なお、浜松の名物グルメ「さわやか」や、感動レベルのスイーツが楽しめる「アボンドンス」については、【2. 浜松グルメ】で写真つきで詳しくご紹介しています♪


でも実は、界 遠州から車で約20分のうなぎパイファクトリー(※春華堂運営/公式サイトはこちら)にも、行きたかったんです!

ここでは、うなぎパイの製造工程が見られる工場見学や、焼きたてのうなぎパイが味わえるツアーが楽しめます。さらに、オリジナルスイーツが揃うカフェや、グッズ・お土産が並ぶショップも併設されていて、浜松でも大人気の観光スポットなんです♪

「時間があれば絶対に寄りたかった!」と、少し後悔…。とはいえ、「リニューアルされた界 遠州にはまた絶対行く!」と決めているので、次回はうなぎパイファクトリーも旅プランに加える予定です。


ちなみに、今回私が行けなかった場所以外にも、界 遠州周辺にはこんなスポットもあります。

✅️ 浜名湖(宿から徒歩圏内):湖畔の散策や遊覧船体験もでき、穏やかな自然に癒されます。
  ▶浜名湖の見どころ(公式サイト)はこちら
✅️ 浜松城(宿から車で約30分):徳川家康ゆかりの名城。天守閣からの眺めもよく、歴史好きの方にもおすすめ。
 ▶浜松城公式サイトで詳細をチェック
✅️ はままつフラワーパーク(宿から車で約5分):四季折々の花が楽しめる植物園。広大な園内でのんびり散策を楽しめます。
 ▶はままつフラワーパークの最新開花情報(公式サイト)はこちら


行けなかった場所もありますが、それもまた次の楽しみにとっておきたいと思います♪今回の旅は、静かに心を癒してくれる、大切なひとときになりました。

それでは最後に、界 遠州の魅力をもう一度、ぎゅっとまとめてみます。

9. まとめ

界 遠州は、私が「星野リゾート一人旅」で一番おすすめしたい施設です。浜松ならではのグルメやスイーツ、観光を楽しめる立地の良さ、そしてなにより、施設・温泉・お料理・サービス・価格…すべてがちょうど良くて、心からリラックスできる場所だからです。

他の施設と比べたい方は、こちらもぜひ参考にしてみてください♪
📌【保存版】星野リゾート一人旅|おすすめ施設を一挙紹介

あまり話題に上がることの少ない界 遠州ですが、私にとっては大好きで、大切な場所。きっと、訪れた方にもこの心地よさが伝わるはずです。ぜひ、界 遠州であなただけの贅沢なひとり時間を楽しんでみてくださいね。

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