界 アンジン 一人旅ブログ|女性にも安心な癒しの宿をレビュー

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「星野リゾートって、一人でも安心して泊まれるの?」「女性一人旅って危なくない?」
一人旅について、まわりからよくそんな声を聞きますが、私は「安心できるか」よりも「ちゃんと楽しめるのかな?」という気持ちのほうが強かったです。

一人旅デビューは「界 アルプス」。緊張しつつも楽しかったその経験から、「界」シリーズをいくつか巡るようになり、今回は静岡・伊東の「界 アンジン」へ。

海を眺めるテラスや、船旅をテーマにした空間が心地よくて、「一人時間っていいな」と実感できる滞在でした。女性の一人旅でも気兼ねなく過ごせる雰囲気があり、「一人旅って大丈夫かな…?」と迷っている方にも、ぜひ知ってほしい宿です。

この記事では、「界 アンジン」の魅力を、写真多め&リアルな感想つきでご紹介します。
他の一人旅向けのおすすめ宿については、「【2025年版】星野リゾート一人旅おすすめベスト3」で詳しく紹介しています。

女性の一人旅でも安心できる?界 アンジンの雰囲気と過ごし方

私は安心して過ごせました(でも気になった点も…)

「女性の一人旅って不安…」という方に向けて、実際に泊まって感じた“安心ポイント”と“気になった点”を正直にまとめてみました。

迷わずたどり着ける?

伊東駅からは徒歩15分程でアクセスできますが、夜は海沿いで街灯も少なく、窓から見る景色は真っ暗でした。道自体は単純なので、Googleマップがあれば迷うことはないと思いますが、駅から歩く場合はマップ必須です。
不安な方は、タクシー利用のほうが安心かもしれません。

館内の雰囲気や客層は?

客室数が少ない「界」シリーズらしく、騒がしさは一切なく、静かで落ち着いた空間で過ごせました。
実際に滞在中は、他の宿泊客とほとんど顔を合わせることがなく、“人に会わない”という意味でも居心地がよかったです

スタッフさんに伺ったところ、中国からのゲストも一定数いらっしゃるそうで、中国語を話せるスタッフさんもいるとのことでした。
団体客は見かけず、全体的に落ち着いた雰囲気の方が多い印象でしたが、正直、他の方とほとんど接点がなかったため、年齢層などははっきりとはわかりません。

客室、共有スペース、お食事処――どこにいても、一人でも落ち着ける穏やかな空間が広がっていて、とても心地よく過ごせました。

一人でも浮かない?

館内では他の宿泊客とほとんど顔を合わせることがなく、人目を感じる場面はほとんどありません。
また、食事は半個室なので、周囲を気にせず自分のペースで食事を楽しめました。
「浮いてるかも?」と感じるようなシーンはなく、むしろ一人でいることが自然に感じられる雰囲気でした。

衛生面・トイレは?

客室や館内の清掃は全体的に行き届いていて、清潔感はしっかりありました。
ただ、お食事処のお手洗いは男女兼用で、人によっては少し不安に感じるかもしれません

サチコ
サチコ

他が快適だっただけに、ここはちょっと残念に感じました。

また、海沿いという立地の影響か、私が夏場に宿泊したときには、客室内に大きめの虫が出る場面もありました。電話で連絡したところ、すぐに対応してくださり、その後は不安もなく快適に過ごせました。

虫が苦手な方は、夏場は念のため注意しておいたほうがいいかもしれません。


すべてが完璧というわけではありませんが、全体としては女性の一人旅でも安心して過ごせる宿だと感じました。
人目を気にせず、自分のペースでのんびり過ごせる「界 アンジン」は、“一人時間”を大切にしたい方にこそぴったりだと思います。

界 アンジンと伊東、どっちが一人旅向き?私がアンジンを選んだ理由

ご当地楽とオーシャンビューが決め手!「界 アンジン」を選んだ理由

「界 アンジン」とよく比較されるのが、同じ伊東エリアにある「界 伊東」。
実際、私もどちらに泊まろうかかなり迷いましたが、最終的に「界 アンジン」を選んだ理由はいくつかあります。

星野リゾート界アンジンで一人旅中にサンブエナデッキでビールを飲んでる写真

ひとつは、宿の特徴的な“おもてなし”に惹かれたからです。
「界 アンジン」では、海を眺めるテラス(サンブエナデッキ)でビールが飲み放題という、お酒好きにはたまらない体験が用意されています。船旅をイメージした開放的な空間で、のんびり過ごす時間にとても惹かれました。
このサンブエナデッキについては、「界 アンジンのサンブエナデッキで楽しむビールのひととき」で詳しくご紹介しています。

そしてもうひとつが、客室・温泉・お食事処のどこからも海が見える、オーシャンビューの絶景
実際に滞在してみると、サンブエナデッキからの眺めや、部屋のソファでくつろぎながら時間によって変わる海の景色がとても心地よくて、「一人旅って、こういう時間のためにあるんだな」と実感できる滞在になりました。

サチコ
サチコ

滞在中に、仕事のミスが発覚したって電話がかかってきたんだけど…この景色見てたら、どうでもよくなったのを覚えてる。

和の雰囲気が好きなら「界 伊東」もおすすめ

私自身は「界 伊東」には泊まったことがないのですが、調べてみた限りでは、
和の雰囲気をしっかり味わいたい方には「界 伊東」がぴったりだと思います。

庭園や足湯がある落ち着いた和の空間や、椿油づくり体験といった“和文化”に触れられるご当地楽も魅力的です。
また、プールがあるのも「界 伊東」ならではの特徴で、夏にアクティブに過ごしたい方には向いているかもしれません。

アクセス面でも、「界 伊東」はJR伊東駅から徒歩約10分で、立地の便利さを重視したい方にはとても良さそうです。

界 アンジンと伊東の違いをまとめて比較!

界 アンジンの露天風呂
▲ 海を一望できる絶景露天風呂。“船旅気分”が味わえます。
出典:界 アンジン公式サイト
界 伊東の露天風呂
▲ 滝が流れる露天風呂。庭園に囲まれて癒される空間です。
出典:界 伊東公式サイト
比較項目界 アンジン界 伊東
ご当地楽やおもてなしテラスでビール飲み放題/アンジン紀行(ショートムービー)椿油づくり体験
(和文化にふれる手作り体験)
空間の雰囲気西洋風の館内デザイン
オーシャンビュー/海沿い
の空間
日本庭園/足湯/源泉プール
体験の方向性見て・飲んで・くつろぐ作って・触れて・癒される
アクセス伊東駅から徒歩約15分伊東駅から徒歩約10分
向いている人海を眺めてのんびりしたい人/お酒好き・紅茶好き和の雰囲気が好きな人/
足湯などで癒されたい人

自分に合った滞在スタイルで選ぶのがおすすめ

私の場合は、「ビールを飲みながら静かな海を眺めて、自分だけの時間をゆっくり過ごしたい」という気持ちが強かったので、「界 アンジン」を選びました。
どちらもそれぞれ魅力があるので、「どんな時間を過ごしたいか」で選ぶのがいちばんだと思います。

アクセス|界 アンジンまでの行き方と注意点

電車・徒歩で行く場合

JR伊東駅が最寄り駅です。
東京駅からは新幹線で熱海駅まで行き、そこからJR伊東線に乗り換えて約2時間弱で到着します。

サチコ
サチコ

この乗り換えが、本数も限られてて面倒だった…

  • 伊東駅から界 アンジンまでは徒歩約15分
  • 道はフラットで歩きやすいが、夜は街灯が少ないため注意
  • 建物の入口がやや奥まっているため、Googleマップでの確認がおすすめ

タクシーで行く場合

  • 伊東駅からタクシーで約5分
  • 駅を出てすぐの乗り場からスムーズに乗車可能
  • 料金は1,000円前後

車で行く場合

  • 東京方面から:東名高速道路「厚木IC」→小田原厚木道路・国道135号経由で約100分
  • 名古屋方面から:東名高速道路・沼津ICから約70分
サチコ
サチコ

駐車場(無料)もあるので、海沿いをドライブしながらのんびり来るのも良いかも

電車の乗り換えがやや不便だと感じたのと、周辺観光の移動もしやすいので、個人的には車でのアクセスがおすすめです。

界 アンジンの客室|舵のアートと木の温もりを感じる“船旅空間”

私が泊まったのは、一人旅での滞在におすすめのダブルのお部屋。
全室オーシャンビューで、部屋に入った瞬間、目の前に広がる海がキラキラと光を反射していて、想像以上の開放感に驚きました。

室内は、船の古材や格子が使われた落ち着いたデザイン。
まるで旅に出る前の船室のような雰囲気が漂っていて、非日常の空気を感じられる空間です。

界アンジン公式サイトより客室内の写真
出典:界 アンジン公式サイト

特に印象に残っているのは、時間帯によって変化する海の景色。
朝起きたとき、ふと部屋に戻ったとき、いつでも誰にも気兼ねなく、この海の景色をひとりじめできるのは、一人旅だからこそ味わえる贅沢さだと思います。

サチコ
サチコ

他の「界」シリーズより少しコンパクトに感じたけど、
一人旅にはむしろちょうどよくて、すごく居心地よかったよ。

ちなみに、界 伊東の一人旅向け客室(約35㎡)はさらにコンパクト。
広めのお部屋でくつろぎたい方には、「界 アンジン」のほうが向いているかもしれません。
※部屋の広さや造りはお部屋によって異なります。

界 アンジンのサンブエナデッキで楽しむビールのひととき

星野リゾート界アンジンのサンブエナデッキで一人旅中に撮影した写真

このテラスで過ごすのが、今回の一人旅の最大の目的でした!

私は普段ビールをあまり飲まないタイプなのですが……
さすが星野リゾート様!IPAビールは驚くほど爽やかでフルーティ。
ビールの苦味が苦手な方でも飲みやすくて、まさに“夏にぴったりな一杯”でした!
(逆に、ビール党の方には少し物足りなく感じるかもしれません)

サチコ
サチコ

最高の景色と最高のビールで、最高の贅沢時間を過ごしました

夕焼けに染まる空、夜風が心地よい夜、そして朝日が差し込む時間。
どの瞬間も、本当に心が癒されました。

※ビールの提供時間は季節によって変動があるので、事前に公式サイトなどで確認を!

絶景をみながら最高の温泉を…

界アンジン公式サイトより露天風呂の写真
出典:界 アンジン公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaianjin/)
界アンジン公式サイトより内風呂の写真
出典:界 アンジン公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaianjin/)

お風呂は、内風呂・露天風呂ともにオーシャンビュー
アルカリ性単純温泉で、肌あたりがやさしく、刺激の少ない泉質です。

朝・昼・夜で表情を変える海の絶景と、心地よい波音に包まれて、時間を忘れるようなリラックスタイムが過ごせました。

湯上がりには、ご当地ドリンクやIPAビール(無料)で“ととのい時間”を…海と風を感じながらの一杯は、まさに極上でした。

航海気分で楽しむ、こだわりのフレーバーティーが飲み放題♪

界アンジンでは、三浦按針がイギリスから日本まで旅した実際の航海ルートに沿って、各地の茶葉やハーブを使ったフレーバーティーが飲み放題!

トラベルライブラリーでは、旅の本を読みながらコーヒーや紅茶をゆっくり楽しめます。
もちろん、お部屋でも紅茶をいただけます♪

私はコーヒー派なので、正直フレーバーティーはあまり飲めませんでしたが…紅茶好きな方にはたまらないラインナップだと思います!

界アンジンの一人旅中に撮影したトラベルライブラリの写真

他の「界」シリーズは和風の雰囲気が多いですが、アンジンは少し違いました。船内をイメージしたような空間で、まるで航海中の船の中にいるような気分に。

いつもの「界」とはまた違った非日常感が味わえるのも、アンジンの魅力です!

夕飯:新鮮な魚介と英国のエッセンスが融合した、界アンジンならではの和会席

お酒はいつも、店員さんにおすすめを聞いて“私好みの美味しい地酒”を選んでもらっています。

界アンジンの一人旅中に撮影した夕食(宝楽盛り)の写真
サチコ
サチコ

一人文だと写真がちょっと寂しいのが悩み…笑
(でもその分、自分のペースで楽しめるのが一人旅の魅力!)

界といえば、やっぱり“土鍋ごはん”!

月1ペースで界に訪れていると、どうしても土鍋ごはんの内容が被ってしまうことがあり…
でも、さすが星野リゾート様!なんと、前回他の施設でいただいたメニューと被らないように、特別な内容に変更してくださいました!

実はこれ、界アンジンに限らず、他の施設でも対応してくださることがあるんです。
もう、来すぎてる自分にちょっと恥ずかしくなりつつも、最高のおもてなしに毎回感動…!

界アンジンの一人旅中に撮影した夕食(土鍋ご飯)の写真

界アンジンらしい船のデザインの土鍋もかわいくて、味ももちろん絶品でした。

※ 界シリーズでは施設ごとに土鍋のデザインや味が違うので、土鍋の写真は必須!
※ ご飯が食べきれないときは、夜食用でお部屋に持ち帰れるように包んでくださります。

甘味は絶対食べてほしい一品:「ぐり茶のクレームブリュレ

「ぐり茶」は、抹茶のような濃厚な香りがありつつ、渋みが少なくまろやかな味わいの緑茶
クレームブリュレの甘みとの相性が抜群で、お茶スイーツ好きにはたまらない一品でした。

界アンジンの一人旅中に撮影した夕食のスイーツ(甘味)の写真

一口食べた後に、写真を撮り忘れていたことに気づき、慌てて撮影…(笑)

器までこんなに“粉まみれ”なスイーツは初めてでした。絶対にむせます。(笑)

でも美味しすぎて、バケツで食べたいレベル!追加料金でおかわりできたらいいのに…

補足:お食事処のお手洗いが男女兼用で、清掃が少し行き届いていない印象だったのが残念ポイント

朝食

界アンジンの一人旅中に撮影した朝食の写真

朝からほっと温まる鯛の潮汁に、金目鯛と鯵の焼き魚。どれもとっても美味しかったです!

豪華な朝ごはんって、それだけで旅の満足度が一気に上がる気がします。
界の朝ご飯は豪華で、でも優しくて。一人暮らしの日常ではなかなか味わえない、贅沢な時間がしみるんです。

界 アンジン 周辺観光

界アンジンに行く前に、伊東観光も楽しみました!

界のチェックインは15時からなので、それまで伊東駅周辺をのんびりお散歩。せっかくなので、ランチやカフェも楽しみました。

ランチ:楽味家まるげん

「楽味家まるげん」さんで、少し早めのランチを。
伊東温泉名物 うずわ定食をいただきました!

界アンジンの一人旅中伊東観光時に撮影した楽味家まるげんの写真
ちびこ
ちびこ

うずわ ってなに???

うずわとは「ソウダガツオ」というお魚。とっても美味しいけれど鮮度落ちが早く、生で食べられるのは水揚げ地周辺や漁師さんの特権なんだそうです。

なんとこのうずわ定食、3回も味変が楽しめるんです!

まずはうずわを三等分にする
 ①醤油に浸けてそのまま食べる
 ②ご飯にうずわをのせて一気にかっこむ
 ③熱々のお出汁をかけて混ぜて食べる

※人気店なので、お昼時は行列覚悟!
平日11時半に伺ったときは並ばずに入れましたが、13時前には数名の待ちができていました。
ボリュームたっぷりなので、朝食は控えめにしておくのが◎

Cafe TATI

お腹いっぱいで観光に集中できなくなったので(笑)、チェックインまでの時間は界アンジン近くのカフェ「Cafe TATI」さんでひと休み。

星野リゾートに泊まるときは、地元のスイーツをお部屋で食べるのが私の楽しみの1つです。チョコタルトをテイクアウトして、店内ではコーヒーだけいただきました。


今回は地元から近いということもあり、チェックアウト後は伊東駅周辺を観光せずにそのまま帰宅。

でも、伊東にはマリンタウンやオレンジビーチなど、まだまだ魅力的なスポットがたくさんあります!

紅茶やビール、そして海が好きな方、
頑張った自分へのご褒美に、海を眺めながらのんびり過ごす贅沢な時間に界アンジンはぴったりの宿です。

一人旅に不安がある方も、星野リゾート界アンジンで過ごせば「一人旅って最高!」って気づくきっかけになるかもしれません。新しい一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

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