はじめに

星野リゾートって気になるけど…種類が多くて違いがよく分かんない
星野リゾートには、5つのブランド+その他の個性的な施設があって、それぞれコンセプトも過ごし方も全然違うんです。
このブログでは、これまでに10施設以上の星野リゾートに宿泊した経験をもとに、はじめての人にもわかりやすくご紹介していきます!
この記事でわかること
✅️ 星野リゾート5つのブランドの違い
✅️ それぞれどんな人におすすめか
✅️ 初めて行くならどこ?のヒントも!
星野リゾート 5つのブランドとは?
1. 星のや

星野リゾートの中でも、超高級ブランド。
「星野リゾート=星のや」と思っている方も多いほど、象徴的な存在です。
とにかくラグジュアリー。
贅沢で、日常から離れた世界にどっぷり浸かりたい方にぴったりのブランド。
特別な記念日や、自分へのご褒美旅にもおすすめです。
星のやにはテレビがない!?「脱デジタル滞在」の魅力と注意点

実際に家族で「星のや」に宿泊した際、両親は「テレビないの?」と少し戸惑っていました。普段テレビを観ながらリラックスする習慣がある方は、少し注意が必要かも…!
「星のや」は、その土地の自然や文化に深く浸る滞在を大切にしており、多くの施設では、あえて客室にテレビを置かないスタイルをとっています。
これは、「脱デジタル滞在」というコンセプトに基づいたものだそうです。
テレビの有無は事前確認がおすすめ
(予約前に客室設備を公式サイトなどでチェックすると安心です)
おもてなしも超一流。細やかな気配りがすごい
「星のや」といえば、上質なおもてなしも大きな魅力のひとつです。
・廊下でお客様とすれ違うときには、あえて少し足音を立てるようにしているという話も。
→無音で突然鉢合わせると、お客様が驚いてしまうかもしれない――という、まさに「気配りのプロ」のような配慮です。
・客室清掃の際に、お客様がどのように過ごしていたかをさりげなく把握して、次の滞在に活かす工夫もされているそうです。
→お客様の好みや過ごし方を把握して、より心地よい滞在につなげるための工夫なんだとか。
こうした細部へのこだわりが、「また来たい」と思わせてくれる理由なのかもしれません。
「星のや」の特徴まとめ
✅️ とにかく高級!圧倒的な「非日常感」
✅️ 各施設ごとに独自のコンセプト&美しいデザイン
✅️ スタッフのおもてなしも一流
✅️ スマホやTVから離れて、自分と向き合う旅にも◎
全8施設(2025年4月時点)
「何もしない贅沢」って、星のやのためにある言葉かも…そう思わせてくれるのが「星のや」です。
空間・音・時間・食、すべてが贅沢な旅になること間違いなし。ちょっと背伸びしてでも、一度は泊まってみたい場所です。
2. 界

「星のや」に次ぐ、星野リゾートの上級ブランドです。
「界」は、星野リゾートが手がける「上質な温泉旅館」のブランド。
全国に展開していて、実は星野リゾートの中で一番施設数が多いブランドなんです。
それぞれの土地ならではの文化や伝統、風土を活かしたおもてなしが魅力です。
私は星野リゾートの中でも「界」がいちばん好きです!
こちらの記事では界が一人旅に向いている理由をご紹介しています。(→詳しくはこちら)
「ご当地」の魅力をぎゅっと詰め込んだ温泉旅館
「界」では、地域の魅力を存分に味わえるような工夫がたくさんあるんです!
たとえば、客室には地元の伝統工芸を取り入れた「ご当地部屋」が用意されていたり、館内で「ご当地楽」と呼ばれる地域の文化体験イベントが開催されています。
旅館の中にいながら、その土地の空気をたっぷり感じられるのが「界」ならではの楽しさです。
温泉とお料理が主役の「癒しの滞在」
「界」は温泉好きにはたまらないブランドです。
源泉かけ流しの温泉を楽しめる施設も多く、露天風呂付きのお部屋もあります。
季節の食材と地域の味が大切にされていて、味も見た目も楽しめます!

こちらは「界 出雲」での夕食。出雲神話に登場する「打ち出の小槌」をイメージした器の中に、先付けの「出雲そばの薯蕷寄せ(じょうよよせ)」が入っています。
サービスは“旅館らしさ”を残しつつ、スマートに
スタッフの方々は、丁寧な接客はもちろんですが、「近過ぎず、遠過ぎず」の接客が大好きなポイントです。
接客はあたたかく、でも丁寧でスマート。
「いわゆる昔ながらの旅館はちょっと苦手かも…」という方にも心地よい距離感のおもてなしです。
靴を脱いで下駄で歩く館内、和室のくつろぎ、最上級にくつろげる部屋着が、ホッとしながらもどの時間をきりとっても贅沢に過ごせます。

下駄専用の靴下がもらえるよ!
「界」の特徴まとめ
✅ ご当地の魅力が詰まった「温泉旅館」
✅ 伝統×モダンな落ち着く空間
✅ 地域の文化体験やイベントが楽しめる
✅ 上質だけど、気負わず泊まれるカジュアルさも魅力
全21施設(2025年4月時点)
界は星野リゾートで最も多い21施設です。
- 北海道:界 ポロト
- 東北:界 津軽、界 秋保
- 関東:界 鬼怒川、界 箱根、界 仙石原
- 中部:界 アンジン、界 伊東、界 遠州、界 アルプス、界 松本、界 奥飛騨
- 北陸:界 加賀
- 中国:界 玉造、界 出雲、界 長門
- 九州:界 別府、界 由布院、界 阿蘇、界 雲仙、界 霧島
どこに行こうか迷うほど、それぞれに個性があって魅力的です。
場所で選ぶのも、文化で選ぶのも、目的に合わせて選ぶのも楽しいです!
「昔ながらの旅館らしさ”と“星野リゾートの洗練されたクオリティ」のいいとこ取り。それが「界」の魅力です。
家族旅行はもちろん、一人旅にもシーンを選ばずおすすめです。
ちょっと贅沢したい週末旅にもぴったりです!
ほっとする時間を味わいたいとき、おすすめです。
3. リゾナーレ

「リゾートをもっと自由に、おしゃれに楽しみたい人へ」
リゾナーレは、星野リゾートが手がける「デザイン性×アクティビティ」が魅力のリゾートホテルブランドです。
スタイリッシュで遊び心のある空間と、大人も子どもも楽しめる体験がぎゅっと詰まっています。
自然に包まれながらも、リゾート感をしっかり味わえるホテルステイが叶います。
リゾナーレはとにかくイベントが多く、とっても楽しい施設です!離乳食もだしてくれます。ご家族で宿泊する際にオススメです!

一人で宿泊したことはないけど、家族で楽しめました♪
アクティビティを楽しみたい!という方にリゾナーレがオススメです。
アクティビティが豊富で、気分で選べる

リゾナーレには、施設ごとにその土地ならではのアクティビティが充実しています。
地域 | 施設名 | 特徴・アクティビティ |
---|---|---|
北海道 | リゾナーレトマム | 雲海テラスで見る朝の絶景 |
関東 | リゾナーレ那須 | ファーム体験や焚き火、グランピング気分のディナー |
中部 | リゾナーレ八ヶ岳 | ワインのテイスティングやブドウ畑の散策 |
中部 | リゾナーレ熱海 | 海を見下ろす絶景ブックカフェ |
近畿 | リゾナーレ大阪 | 遊びながら学べるアート&サイエンス体験 |
沖縄(離島) | リゾナーレ小浜島 | 南国の海でシュノーケリングや星空観察 |
海外 | リゾナーレグアム | 常夏リゾートでマリンスポーツと本場のエンタメ体験 |

トマムで雲海はみれなかったけど、壮大な景色と空気に癒されました!
リゾートなのに、どこか“暮らすような”感覚も
リゾナーレはただのおしゃれホテルじゃありません。
その土地の自然や文化を活かした“暮らすように滞在できる”のが魅力です。
たとえば、八ヶ岳ならワイン、那須なら農体験、トマムなら大自然に溶け込むアクティビティ。
それぞれの施設にテーマがあって、「どこへ行っても全く違う楽しさがある」のがリゾナーレならではです。
まるで海外に来たかのような心がときめく非日常感
リゾナーレの魅力のひとつが、どこを切り取っても絵になる美しい空間。
建築は世界的に活躍する建築家やデザイナーが手がけていて、各施設ごとにまったく異なる世界観が広がっています。
まるで海外の街角に迷い込んだかのような、洗練されたデザインと遊び心のあるインテリアが、旅の気分をぐっと高めてくれます。
思わずSNSにアップしたくなるようなおしゃれな写真がたくさん増えることまちがいなし!
ただ泊まるだけじゃない、“空間そのものを楽しむ”という贅沢がここにはあります。
「リゾナーレ」の特徴まとめ
✅ ご当地アクティビティが豊富!
✅ まるで海外に来たかのようなデザイン性の高いおしゃれ空間
✅ 星野リゾートの中でもちょっとポップでカジュアル寄りな雰囲気
全7施設(2025年4月現在)
旅館の落ち着きもいいけれど、ちょっと遊び心のある旅がしたいときに「リゾナーレ」はぴったりです。
友達と行くのはもちろん、「自分へのごほうびに、ちょっとおしゃれなホテルステイをしたい」ってときにもおすすめです!
4. OMO

「旅のテンションをあげてくれる、まちごとホテル」
とってもリーズナブルなブランドです!
「OMO(おも)」は、星野リゾートの中でも一番カジュアルで街に溶け込んだホテルブランド。
ホテルに泊まるというより、「街そのものを楽しむための拠点」という感じです。

観光を楽しみたい方にオススメです。一人旅にもぴったりで、私も大好きなシリーズです。仕事でも利用したことあります。
街を遊びつくす拠点=OMO
OMOのコンセプトは「寝るだけじゃ終わらせないホテルステイ」。
観光地ど真ん中にあるから、観光もごはんも遊びもアクセス抜群!
さらに、地元の魅力を教えてくれるスタッフさんや、独自の「ご近所ガイドツアー」まであるんです。
行きたいお店はSNSで事前に調べる派の私でも、「ここ知らなかった」という発見があるからおもしろいです。
カジュアル&スタイリッシュな空間

お部屋はシンプルで清潔感もあって、「なんかかわいい」って思えるインテリアにテンション上がります。
ロビーやラウンジも、おしゃれで過ごしやすいので、一人でぼーっとしたり、ちょこっと仕事したりにも最適です。夜食も充実している施設が多いです。
“ご近所さん”の魅力を全力で紹介してくれる
OMOの推しポイントは、なんといっても「ご近所マップ」&「OMOレンジャー」
スタッフさんがその街のおすすめスポットを教えてくれます。(クーポンもくれました)
王道からローカルグルメまで、事前に計画しなくてもその日の気分でふらっと美味しいお店にたどり着けます。
OMOの数字の秘密

施設によって違う「後ろの数字」はなに??

「数字が大きいほどサービスが充実してる」って覚えて

じゃあ、数字が小さいとやばいんじゃない…!?

OMO5以上は高級ホテルと思ってもらって大丈夫。
私はOMO3に宿泊することが多いけど、大満足だよ♪
OMO3でビジネスホテル以上の充実感!
OMO5、7にも宿泊したことがあるけど、もはや高級ホテルだったね。
OMOの特徴まとめ
✅ リーズナブル
✅️ 街を楽しむ拠点になるホテル
✅ カジュアルでおしゃれ
✅ 地元の“おいしい”と“楽しい”を教えてくれる
✅ ご近所ガイドツアーあり
✅ 一人でも浮かない、むしろ楽しめる!
全16施設(2025年4月時点)
- 北海道:OMO7旭川、OMO5小樽、OMO5函館
- 関東:OMO3浅草、OMO3東京赤坂、OMO5東京大塚、OMO5東京五反田、
- 中部:OMO5金沢片町
- 近畿:OMO3京都東寺、OMO5京都祇園、OMO5京都三条、OMO関西空港、OMO7大阪
- 中国・四国:OMO7高知
- 九州:OMO5熊本
- 沖縄:OMO5沖縄那覇
どこも駅チカだったり観光スポットの近くにあるので、旅の拠点にぴったりです。
リーズナブルなのに、きれいでかわいくてアクセス抜群!
「OMOを選んでおけば間違いない」そう断言できるホテルです。
5. BEB

「旅をもっと気ままに楽しみたい人」にぴったりなカジュアルホテルブランドです。
BEBもOMO同様、とってもリーズナブル♪
「チェックイン後は自由気ままに過ごしてOK」というスタイルで、まるで友達の家に遊びに来たかのような気軽さが魅力です。
館内には、時間を気にせず過ごせるパブリックスペース「TAMARIBA(たまりば)」があり、テイクアウトしてきたご飯やお酒を持ち寄って語り合ったり、ボードゲームで盛り上がったりもOKなんです。
ラウンジにこたつがあったり、季節のイベントが開催されたりと、「居心地の良さ」にこだわった空間は、まさにネオ居酒屋のような新しいホテル体験です。
「観光もしたいけど、それ以上に“ゆるく泊まりたい”」という方にぴったりです。
一人旅というよりは、「友達と気ままな女子旅に」といった印象です。

学生時代にこんなホテルがあったら最高だったなーと今の若者が羨ましいです。
(BEBは2019年に開始されました)
全3施設(2025年5月時点)
6. そのほかの個性的な宿泊施設

星野リゾートには、今回紹介した「界」「リゾナーレ」「BEB」「OMO」以外にも、個性的な宿泊施設がたくさんあります。
全9施設
(2025年4月時点)
- 北海道:トマム ザ・タワー
- 東北:青森屋、奥入瀬渓流ホテル
- 関東:1955東京ベイ
- 中部:磐梯山温泉ホテル、ホテルブレストンコート
- 沖縄:西表島ホテル
- 海外:嘉助天台、サーフジャック ハワイ
その他の施設にも、星野リゾートの“らしさ”が詰まっている
ブランド分けされていない施設の中にも、魅力的な場所はたくさんあります。
「青森屋」は、温泉、郷土料理、ねぶたを感じる演出など、五感で楽しめるコンテンツが盛りだくさんなんです。
まるでテーマパークのようなわくわく感で、季節によって雰囲気もガラッと変わります。
ブランドに関係なく、どの施設にも共通しているのは、心に残る体験とおもてなしのクオリティ。
中でも「青森屋」は、全ブランドの中でも上位に入るほどの大人気施設として知られていて、星野リゾートファンの中でもリピーターがかなり多いんです。
「ブランドだから」じゃなく、「星野リゾートだから」体験できる旅がある。そんなふうに思わせてくれる場所です。
まとめ|あなたの気分に合わせて選べるのが魅力
星野リゾートは、やっぱり最強
星野リゾートのすごいところは、ただ「おしゃれ」とか「高級」、「写真映え」ってだけじゃないと、改めて感じました。
どのブランドにも「こんな旅の楽しみ方があるんだ!」というワクワクがあって、楽しみながら、のんびりと贅沢な時間を過ごせる。これこそが、星野リゾートの本当の魅力なんだと思います。
そして、ぜひ注目してほしいのがスタッフさんたちの姿。どの施設でも、皆さんとても楽しそうに働いていて、それがまた居心地の良さにつながっているんです。
「星野リゾートを選べば間違いなし」そう思わせてくれる理由が、ちゃんとそこにあります。
星野リゾートは、ブランドごとに雰囲気も体験もまったく違います。だからこそ、その時の自分の気分や目的に合わせて選べるのが最大の魅力。
ブランド名 | 特徴・おすすめポイント | 目的・気分 | 価格帯 |
---|---|---|---|
星のや | 超高級ホテル | ご褒美にラグジュアリーな時間を過ごしたい | 非常に高い |
界 | 温泉旅館。一人旅・初心者にオススメ | 温泉で静かに癒されたい | 中~やや高め |
リゾナーレ | イベント盛りだくさん!ご家族にオススメのホテル | アクティブに自然も満喫したい | 中~高め |
OMO | 観光重視のホテル(ビジネス利用にも)。初心者にオススメ | 観光もホテルも両方楽しみたい | 中~リーズナブル |
BEB | 20〜30代向け | 仲間とわいわい気ままに過ごしたい | リーズナブル |
どこを選んでも、「星野リゾートにしてよかった」と思えるはず。
あなたの旅の選択肢に、星野リゾートを加えてみませんか?少しでも背中を押せたら、うれしいです。