「いつかは泊まりたいけど、ちょっと高くて手が出ない…」
そんなふうに憧れていた星野リゾート「界 加賀」に、ついに一人で宿泊してきました。
実際にかかった宿泊費は、星野リゾート一人旅史上ダントツで高い5万円超え…!
この記事では、「界 加賀って一人で泊まってどう?」「実際高いだけの価値ある?」と気になる方へ向けて、実際に泊まって感じた魅力や、少しだけ気になった点も含めて、ありのままブログにまとめました。
界 加賀の宿泊費を公開|ひとり旅プランで高かった理由とは?
宿泊料金は58,450円|高い理由は「ハイシーズンの金曜+早割なし」
私が宿泊したのは、2022年12月8日(金)の「ひとり旅プラン」。朝夕食付き・客室露天風呂なしで、料金は58,450円でした。
この日は冬のハイシーズンかつ金曜日。さらに予約したのが約2カ月前だったため、早割や閑散期料金は適用されず、通常よりも高い価格設定でした。
界シリーズの中でも高価格帯の「界 加賀」。その中でも、これは私の星野リゾート一人旅史上、ダントツで高かった宿泊費です…!
閑散期だと2万円以上安くなることも
ちなみに、この記事を書いている2025年6月26日現在、同じ条件で再検索してみたところ、なんと2万円以上も安いプランが出てきました。
以下はその比較表です。
宿泊日・検索日 | 宿泊料金(ひとり旅プラン) | 備考 |
---|---|---|
2022年12月8日(金) (宿泊日) |
58,450円 | ハイシーズン/金曜日/2カ月前予約 |
2025年6月30日(月) (検索日) |
36,900円 | 閑散期/平日(月曜)/直前予約 |

2万円以上ちがう…落ち込む…
界 加賀では、6月下旬・1月中旬〜2月上旬・ゴールデンウィーク明けなどが“閑散期”にあたり、比較的空室が多く、料金も抑えめになる傾向があります。
とはいえ、今の価格で予約できるなら、かなりお得!「高くてちょっと迷っていた…」という方にとっては、まさに今がチャンスかもしれません◎
もちろん、ちょっぴり高い金額を払った私としては、正直な気持ちもいろいろありました(笑) でもそれも含めて旅なんですよね。
本記事は2022年12月の宿泊体験をもとに執筆しています。価格や内容は時期により異なるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
界 加賀へのアクセス方法まとめ|車・電車・飛行機別に紹介
アクセス方法はいくつかありますが、私は金沢駅から電車とバスで界 加賀へ向かいました。迷うこともなくスムーズに移動できて、初めてでも安心感がありました。
今回は冬の旅だったため、積雪による路面状況が不安で車の利用は控えましたが、運転に慣れている方や雪のない季節であれば、車でのアクセスが断然おすすめです◎電車やバスは本数が限られているため、実際に訪れてみて「車のほうが圧倒的に便利だな」と感じました。
車の場合
最寄りICは、北陸自動車道「加賀IC」から約15分。
冬は積雪や凍結あり。スタッドレスタイヤやチェーンを忘れずに
電車+バス・タクシーの場合
最寄駅は JR「加賀温泉駅」。
- 駅からタクシー:約10分
- 路線バス:約15分(「山代温泉」下車、徒歩3分)
東京方面からのアクセス
- 東京駅 → 北陸新幹線「加賀温泉駅」下車:約2時間40分
大阪・名古屋方面からのアクセス
- 大阪駅・名古屋駅 → サンダーバードまたはしらさぎ → 北陸新幹線乗換 → 加賀温泉駅
(所要時間は約3時間前後/接続時間による)
飛行機の場合
最寄り空港は小松空港。空港から界 加賀までは以下の方法があります。
- タクシー:約30分
- レンタカー:約30分
無事に界 加賀へ到着して、まず目に飛び込んできたのはあの美しいエントランス。さっそくチェックインして、お部屋へ向かいます。
界 加賀のチェックイン体験|加賀水引と受付の様子

到着した瞬間、ノスタルジックな朱色の建物に、かわいらしい暖簾。そして「界」の看板が目に入った瞬間、テンションがぐっと上がりました。

外観だけでも気分が上がるのに、館内に入るとまず目に飛び込んできたのは、天井からふわりと吊るされた無数の水引オブジェ。
加賀水引(かがみずひき)でつくられた「光降る」という作品で、金沢の牡丹雪をイメージしているのだそう。光を受けてきらきらと輝く様子が本当に美しくて、優雅な空間のはじまりにぴったりでした。
詳しくは星野リゾート 加賀水引のこだわりで紹介しています。
そしてチェックインへ。ここでちょっとだけドキッとする出来事がありました。
名前を伝えたところ、「本日サチコ様のご宿泊は確認できません。ここは界 加賀ですが、本当にお間違いないですか?」と案内があり、「え!?日付間違えたかも…!」と焦って確認メールを開くことに。
その後、無事予約が確認できて問題はなかったのですが…少しだけドキドキしてしまいました。

「確認いたしますね」みたいなひとことあったら、もっと安心できたかも…
ドキドキのチェックインを無事終えて、お部屋に向かうと、最高の旅のはじまりを予感させる空間が待っていました。
界 加賀の客室紹介|加賀の伝統工芸に囲まれた癒しの空間
界 加賀の客室は、すべて「加賀伝統工芸の間」。ローベッドとソファがゆったり配置され、加賀友禅や九谷焼(くたにやき)など、加賀らしい伝統工芸がさりげなくあしらわれた空間です。

障子には紅殻(べんがら)・藍・古代紫といった加賀の伝統色を使った加賀水引が飾られ、和の美しさに包まれているような、ほっと落ち着けるお部屋でした。
ちなみに、客室のつくりは「界 鬼怒川」に泊まったときとかなり似ていて、シリーズ感の統一を感じられます。
詳しくは界 鬼怒川の宿泊レポートをご覧ください。
ベランダからは、目の前の古総湯(こそうゆ)を眺めることもできて、温泉街らしい情緒ある景色に旅気分がぐっと高まります。

界 加賀の温泉レポ|美肌の湯と古総湯の魅力
開湯1300年の歴史を誇る山代温泉。とろりとした泉質は「美人の湯」とも呼ばれ、肌あたりのやさしさが魅力です。さらに嬉しいのは、界 加賀の宿泊者は、目の前にある「古総湯」に無料で入浴できること。温泉好きにはたまらない特典です。古総湯について詳しくはこちらをご覧ください。
内湯

脱衣所に入ってまず目に入るのは、界 加賀オリジナルの提灯。雰囲気にもぴったりで、思わず「かわいすぎる…!」とときめきました。お風呂に入る前から、ちょっと気分が上がるポイントです。

浴室に入ると、目を引くのは壁一面に広がる九谷焼(くたにやき)のアートパネル。春夏秋冬をテーマに、男女あわせて8名の作家が描いた作品が並び、お湯に浸かりながらアート鑑賞ができる贅沢な空間でした。
露天風呂

露天風呂の天井には、金箔を施した「朧月(おぼろづき)」の仕掛けが。夜になると、湯船の底に金色の月がふわりと浮かびあがり、まるで月見をしているかのような幻想的な時間が流れます。
内湯で楽しめるのは九谷焼のアートパネル、そして露天風呂では“金の月”。
アートと自然、昼と夜、それぞれの時間に違った表情を見せてくれるのが界 加賀の温泉の魅力です。
古総湯
界 加賀のすぐ目の前にある「古総湯」は、明治時代の総湯(温泉の共同浴場)を忠実に復元した建物です。界 加賀の目の前にある古総湯については、加賀温泉郷公式サイトで詳しく紹介されています。

界 加賀宿泊者は無料で利用できるんです

外観は、こけら葺き(こけらぶき)という薄い木の板を何枚も重ねた伝統的な屋根と、二階の大きな窓が印象的な外観で、館内にはステンドグラスや九谷焼のタイルが彩られ、当時の雰囲気をそのまま感じられる空間です。
入浴スタイルも昔ながらで、浴室にはシャワーやカランはなく、かけ湯をして湯船に浸かるスタイル。
もちろんお湯は源泉かけ流しです◎
シャンプーやボディソープは使用できないため、しっかり洗いたい方は界 加賀のお風呂を利用してから行くのがおすすめです。
界 加賀で「ご当地楽」を満喫|金継ぎや獅子舞の体験も
界 加賀では、加賀文化に触れられる魅力的な“ご当地楽”がたくさん用意されています。私が体験できたもの、できなかったもの含めて、宿泊を検討している方の参考になれば嬉しいです。
「ご当地楽」とは、界ブランドが各施設ごとに用意している、地域ならではの文化や魅力を体験できる特別なおもてなしです。
他の星野リゾート施設で体験できるご当地楽については、ご当地楽まとめ記事で詳しく紹介しています。
加賀獅子舞の「白銀の舞」
まず絶対に参加してほしい界 加賀といえば!のご当地楽「加賀獅子舞の白銀の舞」です。

界 加賀では、夜に“ご当地楽”として伝統芸能「加賀獅子舞」が披露されます。勇壮で華やかな「白銀の舞」。両目が大きく左右に広がる「八方睨(はっぽうにらみ)」と呼ばれる獅子の面構えは、一度見たら忘れられないほどのインパクトでした。
迫力と美しさに引き込まれて、あっという間に時間が過ぎていました。これは、ぜひ生で体感してほしいです!
べんがらラウンジ
加賀の伝統「紅殻格子(べんがらごうし)」をあしらった趣ある伝統建築棟にできた「べんがらラウンジ」は、1日4組限定・20歳以上を対象した大人向け空間。九谷焼や山中塗など約100種類の好みの器を選び、北陸の地酒とともに静かな夜の時間を楽しむことができます。

金継ぎいろは
界 加賀内には、日本の温泉旅館で初となる金継ぎ工房が併設されています。宿泊者限定プログラム「金継ぎいろは」では、漆と金粉を使った伝統技法の一部工程(欠けた器の「埋め」や金粉を蒔く「粉蒔き」など)を体験することができます。
金継ぎ(きんつぎ)とは、割れたり欠けたりしたお皿や器を、金や漆でつないで直す日本の伝統的な修復方法。傷を隠すのではなく、「壊れたことも大切な一部」として美しく見せるのが特徴。

私が滞在したときにはまだ「べんがらラウンジ」と「金継ぎいろは」はなかったのですが、次回こそ絶対に体験してみたいご当地楽です。これらの体験が確約されている“連泊プラン”も用意されているので、界 加賀の魅力を余すことなく満喫したい方は、界 加賀の公式サイト(連泊プラン)をご確認ください。
館内で伝統文化を楽しんだあとは、いよいよお待ちかねの夕食タイム。加賀らしさを感じる、彩り豊かなお料理が待っています。
加賀の味覚を一人でじっくり堪能|界 加賀の夕朝食レポ
旅の満足度を大きく左右するのが、なんといってもお食事。観光もいいけれど、記憶に残るのは“食”だったりするんですよね。
界 加賀では、夕食に加賀の伝統を感じる美しい会席料理を、朝食には郷土食材を活かした和食膳をいただけます。
どちらも、障子に囲まれた半個室の食事処で提供されるため、一人でも周囲を気にせず、落ち着いた雰囲気で食事を楽しめました。
実は今回、「人生で一番美味しかったかも…!」と感じるほど感動した一品にも出会えたんです。
一品一品に“加賀らしさ”が詰まっていて、器や盛り付けにもこだわりが感じられる、五感で楽しめる時間でした。
夕食|五感で味わう“加賀らしさ”
・先付け:堅豆腐昆布茶締め、金時草味噌、旬野菜、甘海老麹漬け

まず運ばれてきたのは、上品に盛り付けられた先付け。
加賀水引の飾りが添えられていて、まるでギフトのような華やかさが印象的でした。
この可愛らしい演出に、最初から気分がぐっと高まります。
なかでも印象に残ったのが、金時草(きんじそう)味噌。ほのかな苦味とコクがあり、石川県の地酒と相性ぴったりの美味しさでした。
(※金時草とは、石川で育つ紫色の加賀野菜。栄養豊富で、酢や味噌との和え物にぴったりな食材です。)
・煮物椀:南京のすり流し、大根餅の揚げだし、棒蟹、花麩

やわらかな甘みとまろやかさがあって、どこかほっとする味わい。中には、もちもち食感の大根餅の揚げだしと、旨みがぎゅっと詰まった棒蟹。
ひと口食べるたびに、じんわりと出汁のうまみが広がって、お酒がほのかにまわりはじめた体に、やさしくしみていくようでした。
梅のかたちをした花麩を見たとき、「あ、これ加賀水引の“梅結び”に似てる」と、自然と思ってしまい、もうすっかり加賀のとりこになってる自分に気づきました。
見た目にも心までほっこり癒される、そんなひと椀でした。
・宝楽盛り(ほうらくもり)
いよいよ登場した「宝楽盛り」は、八寸・お造り・酢の物などを盛り合わせた華やかなひと箱。

右上には、九谷焼と思われる花瓶に加賀水引の飾りが添えられ、右下のお重のような箱にも加賀水引の“梅結び”を連想させるかわいらしい柄が。
加賀の伝統工芸を感じさせる美しさで、器や盛り付けにもこだわりが感じられ、思わず写真を撮りたくなってしまいます。
界 加賀では「器は料理の着物」という考えのもと、九谷焼や山中漆器の作家さんに、料理ごとに合わせた器を依頼しているそう。まさに「器と料理のマリアージュ」となって、加賀らしさが際立つ演出でした。
季節の食材が少しずつ詰め込まれていて、まさに宝石箱…「どれから食べようかな」と迷いながら、地酒をいただく時間は、最高の贅沢時間。
特に印象に残ったのは、とてつなく肉厚でとろけるようなお刺身。脂がのっていてとっても美味しく、日本酒がどんどん進みます。界でいただいたお刺身の中でも、界 加賀のお刺身が一番美味しかったと感じました!
「宝楽盛り」とは、八寸・お造り・酢の物などを盛り合わせた料理で、見た目も華やかで、季節の食材を味わえるのが特徴です。
料理区分 | 内容 |
---|---|
八寸 |
ずいきの土佐あえ、錦玉子、フォアグラ干し柿、寄せ蕪の香煎揚げ、 ずわい蟹小袖寿司、鴨燻製とりんごの串、なまこポン酢 |
お造り | お造り取り合わせ |
酢の物 | 車麩 土佐酢和え |
・蓋物:蟹の養老蒸し、銀餡

お酒がまわりきって、体もぽかぽかしてきたころに登場した蓋物は、やわらかな口あたりの養老蒸し。優しく上品な銀餡に包まれた蟹の旨みが、酔いの中にスッと染み渡っていくような感覚でした。
トッピングのあられのカリッとした食感もいいアクセントになっていて、気づけば一滴残らずいただいていました。
・揚げ物:カニの錦糸揚げ

「またカニ!」思わず声が出そうな嬉しさ。多分声出していたと思います(笑)
こちらの揚げ物は、個人的に“人生ベスト3”に入る美味しさでした。
カニの身を繊細な錦糸で包み、サクサクの食感と旨味のバランスが絶妙。界で食べた料理の中でも、ダントツに好きな一品です。

自宅で作れないか検索したら、「カダイフ」っていう食材を使えば似たように作れるみたい!
・土鍋ご飯:鰤の幽庵焼き 三つ葉 柚子
夕食の締めには、界名物の土鍋ご飯が登場。この日は「鰤(ぶり)の幽庵焼き 三つ葉 柚子」でした。

ふたを開けた瞬間、柚子のさわやかな香りがふわっと立ち上ってきて、それだけで幸せな気持ちに。
ふっくらご飯の上には、ふわふわの鰤の幽庵焼きと鮮やかな炒り卵と三つ葉、満足感たっぷりの締めご飯です。
実は、以前宿泊した「界 遠州」でもまったく同じ内容の土鍋ご飯が提供されたことがありました。
気になる方は、「界 遠州」の宿泊レポートもあわせて読んでみてください。
詳しくは界 遠州の宿泊レポートをご覧ください。
界では基本的に季節に応じて内容を変えてくれているので、同じメニューが続くことはまれだと思いますが、今回はたまたま同じ土鍋ご飯だったようです。
もちろん今回も、お部屋用に包んでいただいたので、夜食としてゆっくり楽しみました。やっぱり、界の土鍋ご飯は何度食べてもほっとする美味しさです。
・デザート:界 加賀特製 金時のデザート

夕食のラストを飾るのは、界 加賀特製の「金時のデザート」。
まず目を引くのは、九谷焼と思われる華やかな絵付けが施された黄色い器。上品さの中に可愛らしさもあって、その真ん中にちょこんと盛られた真っ白なシャーベットがなんとも愛らしくて、見た瞬間にきゅん。
トップにはレモンのシャーベット、その下にはなめらかな生クリーム。そして中には、さつまいものペーストが隠れていて、ひと口ごとに味の変化が楽しいデザートでした。
特別会席|次回こそは“ひとり蟹会席”を…!
実は今回、「ひとり蟹会席」にするかギリギリまで悩んでいたのですが、予算の都合で断念…。
でも、界 加賀の特別会席はどれも魅力的で、次に来るときは思いきって体験してみたいと思っています。ひとり蟹会席の詳細は界 加賀 公式サイトのこちらをご覧ください。
加賀らしさに包まれた夕食を堪能した翌朝。
一人旅にぴったりの、やさしくて心ほどける朝ごはんが待っていました。
朝食|一人で朝から贅沢ご当地和食膳
朝食も夕食と同じく、半個室のお食事処でいただきます。周囲を気にせず、朝から落ち着いた空間でお食事ができるのは、一人旅にとって本当に嬉しいポイント。

界 加賀の朝食は、石川県ならではの郷土食材や調理法を取り入れた“ご当地朝食”。なかでも印象的だったのが、石川県の伝統的な魚醤(いしる)を使った「いしる鍋」です。
写真左上の土鍋が、その「いしる鍋」。しっかりと出汁の効いたスープに、野菜やきのこ、自家製のお豆腐が入り、朝の体にじんわりと染みわたります。

実はこの“いしる”、スルメイカの内臓を発酵させて作るという、ちょっと驚きの調味料なんです。
でも、その分うまみがギュッと詰まっていて、体にじんわりしみる美味しさでした。
焼き魚や自家製のお豆腐、小鉢などが彩りよく並んだ和の朝食膳は、見た目以上にボリュームたっぷり。一人旅の朝に、やさしいごちそう。ほっこり、しあわせ気分に包まれる贅沢な朝の時間でした。
贅沢な朝食をいただいたあとは、温泉に入ったり、お部屋でのんびりコーヒーをいただいたり。界は、チェックアウトが12時と遅めなのも嬉しいポイント。最後までゆっくり界 加賀を味わいつくしました。
今回は、そのまま電車で金沢へ向かったので、加賀温泉郷の観光はほとんどしなかったのですが…
実は周辺にも、魅力的な立ち寄りスポットがたくさん。
ということで、ここからは「界 加賀」周辺で気になった観光スポットをご紹介します◎
界 加賀周辺の観光スポット|山代温泉・九谷焼・鶴仙渓
山代温泉|温泉街をぶらり散策
界 加賀の目の前にある「古総湯」だけでなく、山代温泉街には、明治時代の風情を感じるレトロな建物や、和モダンなスイーツ店・喫茶など、雰囲気を楽しめるスポットが点在しています。街をぶらりと歩くだけでも、ちょっとした旅気分に浸れます。
加賀伝統にふれるスポット
もし「界 加賀」で使われている器が気になった方には、加賀らしい伝統工芸を体験できるスポットもおすすめです。中でも訪れてみたいのが、山代温泉にある「九谷焼体験ギャラリーCoCo」。
こちらでは、プロの道具を使って本格的な絵付けができ、自分だけの器を作ることができます(九谷焼絵付け体験:1,800円〜)。
加賀の器に魅力を感じたなら、旅の思い出に世界でひとつの器を作ってみるのも素敵な体験になるはずです。
体験内容やアクセス方法などの詳細は、九谷焼体験ギャラリー CoCoの公式サイトをご確認ください。
鶴仙渓(かくせんけい)

界 加賀から少し足をのばすと、美しい渓谷「鶴仙渓(かくせんけい)」があります。
川沿いには散策路が整備されており、澄んだ水の流れや風情ある橋、季節ごとに移り変わる自然の風景が楽しめます。
静かに歩くだけでも心が落ち着いて、自然の中で深呼吸したくなるような癒しのスポット。
リフレッシュしたいときや、旅の合間に少し自然を感じたい方にぴったりの場所です。
金沢・白川郷へアクセスも◎
界 加賀から金沢までは特急で約25分。私は今回、金沢に立ち寄ってからOMO5金沢に宿泊し、さらに白川郷へと足をのばしました。

OMO一人旅おすすめランキングで「OMO5金沢」を詳しく紹介しています。
都会のにぎわいと温泉地の静けさ、両方を楽しめた今回のルートは、振り返っても大満足の一人旅コースでした。
界 加賀 一人旅のまとめ
加賀らしい伝統と落ち着いた空気に包まれながら、静かな時間をじっくり楽しめる「界 加賀」。
お料理はもちろん、器やしつらえにもこだわりが感じられ、一人旅でも心地よい“非日常”を堪能できました。
こんなふうに、静かな温泉地から都市観光へと緩やかにつなげられるのも、「界 加賀」ならではの魅力だなと感じました。
旅のスタートにゆったり過ごすのもよし。観光後のごほうびに選ぶのもよし。
加賀の魅力を五感で感じながら、自分らしいペースで過ごせる、そんな一人旅にぴったりの宿でした。
良かった点(メリット)
- 蟹のお料理やお刺身が、これまで界シリーズで食べた中でもダントツに美味しかったです。詳しくは夕食レポの「宝楽盛り」で紹介しています。
- ご当地楽の体験が豊富で、滞在中に加賀文化をしっかり味わえるのが印象的でした。詳しくは「ご当地楽」で紹介しています。
- 加賀水引や九谷焼など、館内の随所に伝統工芸の演出が施されていて非日常感がありました。